福島第一原発:ヨウ素剤配布 |
できる物質は放射性ヨウ素だけですので、
一部の市民達が文科省にSPEEDI
(スピーディ)のデーターを速やかに公開
するよう要望してきました。
どういうことかと言えば、計測システムで
あるスピーディを使えばこれから放射性物質
がどのぐらいの広がりを持って、どのぐらい
のスピードでどの地域に到達するかを事前
に知ることができるからです。
そうすると、事前に知った住民は配布され
たヨウ素剤を放射性ヨウ素が到着する前に
摂取する事で、少なくとも甲状腺ガンの予防
はできる訳ですので、ヨウ素の備蓄を完全に
し、後は何時何処に配布するだけでした。
しかしながら何時もの様に、ここで官僚
によるサボタージュが行われ、なんと昨日
突然にスピーディの12日間の積算データー
が公表されました。
そのデーターによると既にヨウ素剤を配布
する基準100mSv(子供は10mSvです
が邪魔くさいので、100mSvに一本化)
を超えている地域が広がっている事が判明
しているにも関わらず、驚くべきことに、
それらの地域には福島県に備蓄されている
ヨウ素剤が未だに配布されていない事実です。
サボタージュを正当化するために買収され
た専門家や電通マスゴミNHKを使って、ヨウ
素剤の副作用を強調したり、その副作用が
いかにも重要な事であることをデモンスト
レーションする為に、ある避難所ではせっ
かく配布されたヨウ素剤を回収するという
暴挙に出ています。
というのは、ヨウ素剤の摂取を強調すれば
せっかくこれまで電気事業連合会のカネ
(元はといえば、世界標準3倍の電気代を
払ってきた庶民のお金)を使って洗脳して
きた原子力安全神話に庶民が懐疑心を抱く
恐れがあるからです。
尚、ヨウ素剤の副作用はほとんどなく、
万が一に副作用が出てもその時点で服用
を止めれば、後遺症が残らないというの
が甲状腺科専門医の見解です。
ですので、フランスやドイツでは原発5キロ
以内の住民には事前にヨウ素剤の配布が行わ
れているので、各家庭にはヨウ素剤の備蓄が
あります。
この日本とドイツの違いは、戦後処理の違い
からきています。
ドイツでは、ヒットラーの出現を熱狂的歓迎
で受け入れてしまった国民的反省にたって、
いったん官僚組織を解体し、更に官僚の暴走
に歯止めをかけることが出来る様に行政訴訟
をしやすい制度(市民が官僚をチェックできる)
に変更したり、金太郎飴報道で国民を煽った
メディアの解体を実行しました。
一方、日本では官僚機構はほぼそのまま残っ
ただけではなく、戦後ますます肥大化している
のが現状ですし、メディアは戦後解体されな
かったばかりか戦前戦中の煽り行為の反省も
お茶を濁ごすほどのもので完了してしまって、
そしてその電通を頂点とした悪影響力は国民
生活に暗い影を投げかけています、なぜなら
その本来の役目である三権(立法・行政・司法)
批判を展開しないどころか、あろうことにその
三権とグルになって、庶民の洗脳活動に邁進
しているからです。
官僚を核とする原発利権テロリスト集団は
電力不足を強調したり演出したり、また今でも
法外な電気料金を更に値上げするぞという脅し
などを使って利権継続を画策しています。
Alternatives
P.S.
【緊急報告】広瀬隆/広河隆一
「福島原発で何が起こっているか?
-現地報告と『原発震災』の真実」