なぜ「東京裁判は不公平」と声高に主張する勢力が存在するのか? |
真珠湾攻撃の罠にひっかかる前に、幾らでも負け戦に突入する事
を避けることが出来ました(日米開戦は回避できた。なぜ日本は
真珠湾を攻撃したのか)。
戦後一貫して、日本では東京裁判は不公平との事実を強調する報道
がなされ、如何にも日本が勝利国と錯覚させます←無条件降伏国。
ニューデンブルグ裁判では、東京裁判より不公平な連合国寄りの
判断が下されました。
当然です、ドイツも日本もイタリヤの様に早くに白旗を掲げて
「条件降伏」を勝ち取るべきでした。
ドイツも日本も「無条件降伏」を受け入れざるを得なかった訳
ですので、東京裁判も無条件降伏国の視点から理解すべきで、
それが気に入らなければ、もう一度世界を相手に戦う覚悟が必要
となります、それが、欧米の常識です。
ですから、ドイツでは国の設計図である憲法を変更し、国旗国歌
を変更し、ナチズムを煽る行為を禁止する法律を整備、侵略した
隣国には土下座外交が必要との国民コンセンサスの基で国際社会
に再デビューしました。
イタリアでさえ、憲法を変更し、国民投票で国旗国歌を変更し、
国際社会に再デビューしました。
所が、日本は、国旗国歌を変更せずに、国旗国歌法を成立させ、
軍国主義を煽る行為を禁止する法律を成立させる気が全くなしに、
侵略した隣国には敵対外交し。
国の設計図である世界一の憲法を無視した違憲行為を数え切れ
ないほど繰り返してきたので、その違憲行為を合憲行為と解釈
可能な新憲法(憲法の体をなさない憲法)に変更することを画策、
鬼畜米英の米には土下座外交。
要するに、文部省教育に洗脳され・大手メディアに騙された主権者
国民は、
「欧米の常識なんぞ糞食らえ!」方式を「日本の常識!」として、
理解することを強制させられ(空気を読む事を強制させられ)、
結果、日本人は、国際ルールを守らない非常識な国民なので、
先の大戦の反省もしないで、「もう一度世界を相手に戦争しようと
企んでいる野蛮な基地外だと見られている」のですが、
肝心の日本人は、日本語に守られて、日本人としか話さないので
「もう一度世界を相手に戦争しようと企んでいる野蛮な基地外だと
見られている」とは夢にも思いません。
先の大戦の反省として欧米ルールに従うことは左翼的とか右翼的
とかでなく、常識に従うことですが、
これを先の大戦の敗戦を認めたくない勢力が捻じ曲げている訳です。
理由は、その勢力は、戦時中、散々「生きて虜囚の辱めを受けず」
で、部下に自決を迫っていたので、
上司もこの国際ルール違反に従って自決しなければならなくなり、
そうしなければ、「卑怯者」と刻印を押され続けます。
そこで、堂々と自決しないで、「卑怯者」と後ろ指を指されずに
生き続けるには、それなりの理由が必要です。
それが、「敗戦を認めず、捲土重来して次の大戦に備えよう!」
です。
この身勝手な、子供じみた、時代遅れな理由で自らとその取り巻き
連中を納得させています。
ですから、日本では右翼は似非右翼となり→この似非右翼を非難
する勢力は、どうしてもトンチンカンに似非右翼を批判する事と
なってしまうので、左翼も似非左翼となってしまいます。
Alternatives
P.S.
日本は、ドイツと同様に無条件降伏した国です、勝利した国では
ありません。
ですから、ドイツの占領政策として、ドイツ全土をじゃがいも畑
に変えてしまい、物理的にも二度と刃向かえない国にしようと
する案も上りました←農業国でなく工業国で復興させるともう
一度戦争を仕掛けてくる可能性があるからです。
ですから、無条件降伏国の国際社会の再デビューの選択肢は、
もう一度戦争して勝利国となるか又はドイツの様に「二度と刃向
かわない証」を世界に示すかです。
要するに、欧米では、戦争は紛争解決の手段の一つにすぎなく、
国民は仕方なく又は煽られて戦争に参加させられたと考えるので
(悪いのは、国家であり、国民は悪くないので)、
その国家の運営システムの設計図である憲法を変更し、国家の
象徴である国旗・国歌を変更するのは当然の行為と考えられて
います。
加えて、「二度と刃向かわない国」であることを内外に知らせる証
が必要←それが、戦争を煽る勢力の台頭を予防する法律を整備し、
侵略した国に対しては「土下座外交」を行う←ドイツは行っている。
が、日本には、もう一度世界を相手に戦争しようという勢力が存在
します←出雲大社も属している日本最大の信者数9125万人を誇る
神社本庁です。
「その本庁の政治団体は、自主憲法の制定、靖国神社での国家儀礼
の確立、道徳・宗教教育の推進、東京裁判と侵略戦争の否定、A級
戦犯の擁護。
究極は、祭政一致です←祭政一致とは、神道の祭り主である天皇が
親政も行ない、国政上、政府はそれを輔弼する(進言する)役割に
とどめるという、大日本帝国憲法で明文化されていたものだが、
神社本庁はそれを復活すべきだというのである」(リテラ)
要するに、無条件降伏国として責務を完全に否定し、日本を戦前の
状態に戻す←連合国側から見ると、先の大戦の敗戦を否定している
ことと同じとなるので、到底受け入れられません。