小泉郵政民営化の真の目的は官僚天国の更なる発展です |
言い換えると、郵貯や簡保に集まったお金が特殊法人に行かないで
民間に行くように変えることでした。
理由は、財務省が郵貯に高金利を払い続けたり、特殊法人の尻拭いの
ために財政赤字が増え、その赤字を国民が最終的に負担するやり方
を変えるというのが小泉さんの主張でした。
この考え方は正論です。
しかしながら、現実に起こっていることは、官僚天国の更なる発展です。
財務省が中心となって、財投国債(小泉政権誕生から発行)を発行
して郵貯だけでなく年金や個人や民間銀行に買わし、120兆円を
超えるお金を集めて、特殊法人に貸すシステムが出来上がっています。
郵貯・簡保・年金のお金を大蔵省(現在の財務省)が吸い上げて
特殊法人に貸し付ける財政投融資の仕組みができたのは1951年
ですが、財投国債の誕生によって更なる吸い上げ先が広がりました。
個人や民間銀行に広がったおかげで、特殊法人の繁栄すなわち
官僚天国がより磐石になりました。
道理で、官僚特に、財務官僚は「小泉改革」を応援するはずです!
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