9.11は第二の真珠湾攻撃だ!! |
任1953年~1961年)は米国人が自由や幸福
を追求する際に軍産複合体の存在が脅威となる
ことを指摘し、警告していました。
ところで、ルーズベルト大統領以前の時代においては、
「他国の事柄に対しては不干渉であるべき」との政策
を特に、米国人は支持しておりました。
実際、1941年までは二大政党(共和党と民主党)の
政策綱領には「外国での戦争に米国政府が関わる
ことに反対する。」と明記してあったのです。
1941年に実施されたギャラップ社の世論調査によれば、
米国民の88%は米国の欧州戦争介入に反対でした。
また、ルーズベルト大統領は、ヒットラーは負け戦は
しないので、米国に対しては自分からは戦争を仕掛けて
こないことを十分承知していました。
しかしながら、不利な戦況下にあった英国を救う為に
米国は早急にヨーロッパ戦線に参加する必要があった。
このような背景なので、米国人が銃を取って、ヨーロッパ戦線
に参加させるには、よほどあからさまな枢軸国(独、伊、日)
からの米国に対する敵対的行為が行われないかぎり困難
であることを大統領は十分認識したのは当然のことです。
そこで、わざわざ敵の奇襲を受けやすい真珠湾に艦隊
を集め、事前に日本空軍の真珠湾攻撃を知りながら
意図的になにも対策をとらずに見過ごしたのです。
この画策を実行する為に、真珠湾の欠点を熟知していて、
真珠湾に艦隊を集結させておくことに断固反対した艦隊
司令官を更迭しました。
また、太平洋戦争以前から日本軍の暗号を解読していた
ので日本軍がどこに配置されており、何をしようとしているか
を大統領は事前に知りえたのですが、不思議なことに内閣
のだれもが、この「奇襲攻撃」を知らされていなかったのです。
とにかく、日本に「奇襲攻撃」をさせるには日本を窮地に
陥れなければならなかったので、日本への石油供給を
止め(当時の日本の石油自給率は僅か5%だった)、
全面交易禁止を打ち出しました。
この画策(2400人の米国船員が犠牲になった)に
のった日本軍は真珠湾を「奇襲攻撃」することになる
のですが...
狙いどうり、このニュースを知った米国人は我先に
徴兵事務所に駆け込みました。
日本が真珠湾を攻撃したニュースを聞いたチャーチルは、
これでドイツとの戦争に勝てると大喜びしたと伝えられています。
なぜなら日本と戦争になれば日独伊三国同盟から当然ドイツとも
戦争になり、米国は正々堂々とヨーロッパでの戦に参戦できるからです。
所で、第二次大戦での大幅な軍事予算(GDP比なんと38%)
の増額で大儲けした官民は戦争後のことを考えてパニック状態
になっていました。
何故なら、戦争が終われば軍産複合体は解体すべきと
米国人が要求していたのを知っていたからです。
しかしながら、終戦近くでの共産主義脅威論のおかげで
軍産複合体は新しい命を得ることになります。
その後、冷戦を背景にした定期的に行われた外国での
戦争のおかげで軍産複合体は米国社会で安定的な
地位を築くことができました。
しかし、ソ連が解体し、冷戦を迎えると軍産複合体を
維持する大義名分が消失しました。
そこで、既得権益者は共産国に変わる新たな敵を
作り出さなければならなくなったということです。
その新しい敵とは、未来世界の不確実性という曖昧な
ものとなりました。
これでは、軍事予算の安定的拡大は望めなくなり、
実際、予算が2000年にはGDP比3%(因みに、
日本はGDP比1%が上限であった)まで落ち込みました。
このことに危機感を抱いた、悪巧みシンクタンクである
ネオコンは不確実性という曖昧な敵ではなく、未来永劫
なくならない敵(即ち、テロリスト集団やその集団を
かくまう国々)を作り出すために第二の真珠湾攻撃を
画策し始めました。
今回は、日本人ではなく中東系人、攻撃機は戦闘機で
はなく民間機なので、飛行場から世界貿易センタービル
まで無事に着くように事前に画策する必要があった
のです(実際、管制官は訓練と思い込んでいた)。
画策がなかったなら、飛行機はビルに突撃されるまえ
に、スクランブルをかけられ打ち落とされていたことでしょう。
さらに、真珠湾攻撃のような大きなインパクト(ビル崩壊に
よる多数の死傷者)のあるものが必要でしたが、世界貿易
センタービルは飛行機2機が衝突しても大丈夫なように
設計されており、ジェット燃料による爆発火災だけでは
ビルを崩壊させることは不可能であった。
そこで、事前にビルに爆発物を仕掛けておき、それを
爆破させてビルを真ん中から壊して崩落させる必要が
生じました。
次の1時間27分程のビデオを見ればわかるように、
このような超短時間でビルがジェット燃料による爆発火災
(この爆発火災の温度では鉄を溶かすことはできない)
だけで崩落することはありえないと考えている専門家が
多いと言われています。
9.11後は軍産複合体帝国主義派のやりたい放題です。
先制攻撃や予防戦争であるイラク戦争。
大義名分が見出せない今でも、「正しい戦争」と言い
張っています。
又、イスラエルによるジュネーブ条約違反のレバノン攻撃
は9.11からの一連の流れの中で起こっている身勝手な
予防戦争です。
更に、米国においても、9.11後に成立したパトリオット法
によって、もし軍産複合体帝国主義派のやりかたに異議
を唱えるジャーナリストやNPOがいればで、簡単に圧力
を掛けて黙らすこともできるようになりました。
又、軍産複合体帝国主義派は、「テロとの戦い」と大義名分
を掲げて、米国人の日常の盗聴をおこなっています。
軍産複合体帝国主義派に対する批判が増えれば、ありも
しない恐怖(テロの可能性をマスコミを通じて流したり、
テロ犯を事前に逮捕したとか)を演出すれば、その批判は
鎮まります。
この様にして、米国人が最も大切にしてきた自由が奪われ
ようとしています。
いつ銃口が米国人自身に向けられる可能性がないと言い
切れない情勢になってきています。
そんなブッシュ政権に日本は組み込まれ、更なる協力が
求められています。
太平洋戦争で犠牲になった300万人の日本人の為にも、
目覚めましょう!!!
Alternatives