なぜ米国の戦争ベテラン全員がマケイン氏支持に回らないのか? |
彼らはマケイン氏がベトナム戦争で戦闘機パイロットとして
従軍し、その戦闘機が打ち落とされて、5年間の捕虜生活
をハノイで送らなければならなくなったその体験を「戦争阻止」
に活用してくれとの要求です。
デモに参加している戦争ベテラン達は主にベトナム戦争
に従軍した人達で、戦時下のベトナムでジュネーヴ条約
に反して米軍が戦闘員でなく非戦闘員である一般市民を
ターゲットに殺戮を行っていた場面に遭遇したり、聞いたり
した人達です。
従って、当然今の民主党や共和党がマケイン氏を戦争
英雄として扱っていることには強い違和感を覚え、反対
しています、なぜなら米国の戦闘機は時には一般市民や
その家をターゲットにしていたのは事実だったからです。
参加者は一様に、従軍した事に関しては当然の責務であり
後悔の念はないが、上官の命令や戦争という特異な環境下
ではジュネーヴ条約を守ることは非常に困難なことである
ことを匂わせながら、最後には我々が軍隊に入隊する際に
宣誓したのは米国憲法であり、上官の命令ではないと言い
放ち、我々はこれからも内外の敵と戦っていくが、外の敵だ
と見なされていたアフガンやイラクは完全に無実で敵では
なくなり、いまや米国の敵は内にあり、それはホワイトハウス
であると言明した。
因みに、ヒラリークリントンを支援する民主党員票を狙って、
マケイン氏は副大統領候補にペイラン女史を指名したが、
彼女は中絶反対派で米国ライフル協会の活動家です。
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