金融版9.11:7,000億ドル白紙小切手法案 |
演出し、「今直ぐにやらなければ大変なことに
なる」を繰り返し、危機を煽ることで政府が
「なぜ救済が必要か?」や「なぜ7,000億
ドルなのか?」などの基本的質問をいだかない
様にする為に必死になっています。
一方、ポールソンほどずる賢くないバナンキは
議会証言で漏らしてしまった事は、米国の商業
銀行は概ね支払能力懸念はないが信用収縮があり、
このことが現在の「金融危機」をまねいている
と言ってしまった。
商業銀行に支払能力懸念がない状態で、信用収縮
対策を考えるならこんな無茶な法案より別のもっ
とよいやり方があるんじゃないんでしょうかね...
ではポールソンの目論見はなんでしょうか、それは
ずばりウオール街のお友達を救済し、ウオール街の
金持ちに儲ける機会を提供する事です。
納税者のお金を使って福袋(証券化商品)の値段を
市場価格より高く買い取る事で、高値で買ってしま
って売るに売れないで困っているウオール街のお友達
を救済することが出来ます。
又、政府が福袋を市場価格より高く買っていることに
なるので、福袋の価格が市場価格を下回ってくれれば、
ウオール街の金持ちは安全に儲ける事が可能になり
大喜びです。
勝ち組(ウオール街の金持ち)が危機を煽って、
負け組(家を明け渡さなければならなくなった人達
や納税者)から金をせしめる構図です。
この金融版9.11がおこる事始は1999年の
クリントンとルービンによる規制緩和法案で、当時
ラルフネイダーはこの法案に反対し、この法案を
モンスターとよんでいました。
この規制緩和法案成立から米国カジノ経済が本格的に
始まり、去年の夏まで狂乱お祭り騒ぎが続きました。
所で、ルービンもポールソンもゴールドマン・サックス
出身です、一民間人が選挙の洗礼も受けずにこんな巨額
の白紙小切手を自由に、しかも責任を取らずに使えるな
んてどう考えてもクレジーですね。
これは、まさにファシズムですね、民主国家米国の威光
はどこへ行ってしまったのでしょか...
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